【ADHD】障がい者雇用で実習を活用して再就職に成功するまでのステップ

ADHD×福祉制度について学ぶ

こんにちは。かずきです。

障がい者雇用での再就職を考えているけど、どんなサポートを受けているのか?どのように再就職したのか?実際に職場ではどんな働き方をしているのか?

このように不安を感じていらっしゃいませんでしょうか?

私自身、ADHDという障がいを抱えて一般就労に苦戦し、うつ病も経験しました。

私は、就労移行支援事業所やハローワークなどの職場実習を活用し、再就職につなげました。

この記事では、再就職に不安を抱えている方へ、自分の障がい特性を理解しながら新しい環境で働くためのステップとしての職場実習についてお伝えします。

かずき
かずき
  • 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
  • サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
  • 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
  • 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
  • 現在は特例子会社の事務職として働いています!

障がい者雇用の職場実習に至るまでの経緯

私は新卒で入社した前職の時に仕事がうまくいかず、うつ病を発症し、ADHDの診断を受けました。

そして会社を退職し、再就職に向けて就労移行支援事業所への通所を始めました。

支援員の方から「職場実習に行ってみませんか」とお話をいただき、ハローワークの障がい者雇用の職場実習制度を実際に利用しました。

ハローワークの職場実習や障がい者の就職に関して調べたサイトはこちらです。

障害者の職場実習のご案内 大阪労働局

障がい者の方へ ハローワーク

職場実習制度を利用するまでの流れ

ハローワークの担当者と面談を行い、自分の状況や希望などを伝えた

支援員の方に、ハローワークの担当者の方と面談を設定していただきました。

  • 自分自身の障がいの状況
  • 職務経歴や今後のキャリアの希望

これらのことを担当者の方にお伝えしました。

どの職場実習に行くかリストから選んだ

障がい者の職場実習を受け入れてくれる企業のリストを提示していただきました。

  • 職種や仕事内容(軽作業系や事務作業系が多い)
  • 実習期間(3日~3週間くらいと企業によってまちまち)
  • 障がいの種別で受け入れ態勢が異なる(身体障がいや精神障がいなどで受け入れ可否が異なる)
  • 職場の勤務地

これらの情報が載ったリストから、自分の希望に合った企業を担当者におすすめしていただきました。

私は事務作業系で、2週間の職場実習を申し込みました。

かずき
かずき

ハローワークの担当者は、企業の障がい者の受け入れ実績なども簡単に教えてくれるので、実績がたくさんある企業だと安心しやすいと思います

職場実習の流れ

初日:支援員とハローワークの担当者と一緒に受け入れ企業にご挨拶

受け入れてくださった企業は飲食系の大企業で障がい者を多く集めたオフィスサポートのような部署で、グループ企業で発生する事務作業を請け負う役割を果たしているとのことでした。

最初は緊張しましたが、同じような障がいを抱えている方もたくさんいらっしゃって暖かく迎えてくれました。

精神障がいや身体障がいなど様々な障がいの方が勤務されているようでした。

  • 自己紹介
  • 企業の方から部署での仕事内容についての簡単な紹介
  • 職場実習の流れ

これらを支援員の方と一緒に面談を行いました。

職場実習

私はフルタイムで9時から17時の勤務を体験させていただきました。

実際に行った業務は、

  • 入退職者の書類整理・データ入力
  • 交通費申請の承認作業
  • 店舗の衛生確認表の集計

など、事務作業系の業務に挑戦させていただきました。

作業が終わったら、作業にかかった時間やミスの数などをフィードバックしてもらえます。

実際に自分自身の障がいへの対策がうまくいっているのかどうかがわかりました。

かずき
かずき

社員さながらに出退勤して、業務にあたっていました。

中間面談

1週間が終わったら、支援員とハローワークの担当者の方・受け入れ企業の担当者との面談を行いました。

1週間の成果や、課題などを企業の担当者の方に共有してもらいました。

残り1週間の目標を聞いたり、実際に働くとなった時の条件などの質問もすることができました。

実習最終日の面談

実習最終日にも同様に面談を行い、企業の方から実習のフィードバックをいただきました。

また、「もしよかったら面接を受けに来てもらえないか」とのお言葉もいただき、今後のステップについての説明もしてもらえました。

ハローワークの方から職場実習修了証をもらい企業実習は終了となりました。

かずき
かずき

企業とつながりを持てたことが安心感につながりました

実習中に受けたサポートや配慮

Wチェックやフィードバック

自分が行った作業のWチェックやかかった時間を測定してもらい、どのようなミスがあったかフィードバックしてもらえました。

こまめな小休憩

1時間に1回程度、5分ほど作業の手を止めて小休憩するルールが設けられていました。

私は障がい上、長時間の集中を維持することが難しいのでこまめに休憩を行いリフレッシュできたのは集中力の維持につながりました。

不明点はすぐ聞いてもらえる

わからないことがあっても、社員の方は全く嫌な顔一つせずに質問に答えてくれました。

「わからないまま進めてミスをするより、正確に作業すること」を重視されているようなので、社員の方は、不安なこと・わからないことはすぐに聞いてほしいと話していました。

職場実習を活用して再就職を成功させられたポイント

私が最終的に就職したのは、障がい者雇用の転職エージェントを活用した特例子会社への就職となりましたが、この職場実習は私の再就職を大きく後押ししてくれました。

自身の障がいの対策法が明確になり、面接に役に立った

私は障がい特性により、細かいミスが多いのですが

  • 自分で簡単なWチェックを行い、作業にミスがないか探す
  • エクセルやスプレッドシートの関数などを活用し、ミスを発見する

といった対策を実施していましたが、その効果が実習で活かされたことを面接で伝えることができました。

かずき
かずき

障がい者雇用の面接で最も重要といえる障がいへの対策が分かったのが一番の収穫です

もしよかったらぜひ入社してほしいという言葉が安心感につながった

職場実習を通して実際に入社した方もいたそうで、私も幸い実習先の担当者の方が「良かったら面接に来てほしい」とお言葉をいただきました。

実際には条件のより良い企業への就職が決まってしまったため、面接を受けることはなかったのですが、安心感をもって就職活動に臨むことができました。

まとめ

職場実習は、障がい者雇用での働き方を実際に体験できる貴重な機会です。

また、実習でもらえるフィードバックは就労に向けた障がいの対策をもう一度考え直すきっかけにもなります。

もし、再就職に不安を感じている方は、就労移行支援事業所やハローワークでの職場実習などをぜひ検討してみてください。

自分にあった職場を見つけて再就職できる環境はきっと見つかるはずです。私の経験が少しでも皆さんんのお役に立てれば幸いです。

今後も障がいについての経験を発信していきますので、よろしくお願いします!

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