こんにちは、かずきです。
今回は、私が障がい者手帳を取得し、それが再就職につながったことについてお話しします。
前職での仕事がうまくいかず、ADHDと診断された後退職しました。
一般雇用での再就職を目指し転職活動をするも全くうまくいかず・・・
しかし、障がい者手帳を取得することで、特例子会社への再就職に成功し、今では安定した職場で働けるようになりました。
障がい者手帳がどのように私の就職活動を支え、今の職場で安定した生活を送るための鍵となったのか経験談をお伝えします。
- 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
- サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
- 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
- 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
- 現在は特例子会社の事務職として働いています!
この記事でお伝えしたいことは、以下の通りです。
- 障がい者手帳の取得までにかかった期間
- 障がい者手帳を取得したことで受けられる恩恵
- 障がい者手帳取得が再就職につながった経験
※この記事は、私の実体験(2023年9月頃)をもとに執筆しています。具体的な社会福祉制度・手続きについては自治体や専門の支援機関をご確認いただきますようお願いいたします。
障がい者手帳を取得しようと思ったきっかけ
前職の仕事が全くうまくいかず、心療内科を受診
前職では仕事がうまくいかず、精神的にも追い詰められていました。
心療内科を受診したところ、ADHDの診断を受け、これを機に転職を決意しました。
自分の障がい特性を理解し、力を発揮できるところに就職したいと思い転職を決意しました。
全くうまくいかない転職活動
最初は一般就職を目指していましたが、一般雇用での再就職は予想以上に厳しく、書類選考や面接で落ち続ける日々が続きました。
正直に障がいについて履歴書に記載していたため、企業側が採用に慎重になるのは当然でした。
クローズ就職も検討しましたが、就職後のリスクが高いことから、セミオープンでの就職活動を選んでいましたが、それでも難しい状況でした。
クローズ就職は就職後のリスクが高いと思いますが、セミオープンの就職活動はかなり厳しいと思います。
障がい者雇用枠があることを知る
就労移行支援事業所の方に相談したところ、障がい者雇用枠での就職を提案されました。
企業は、一定の割合で障がい者を雇用しなければいけない法律(障がい者雇用法 厚生労働省HP)があります。
ADHDの精神障害の場合、障がい者雇用枠での就職のチャンスがあることを知りました。
障害者雇用義務の対象に精神障害者が加わりました 厚生労働省HP
障がい者雇用という枠での就職は少し抵抗もありましたが、再就職のチャンスが広がる可能性があると思い、挑戦することにしました。
時間がかかった障がい者手帳の取得
障がい者手帳の取得までに時間がかかった要因がいくつかあります。
- 心療内科・精神科での初診日から半年以上経過しないと申請できない
- 診断書を書いてもらうまでにも時間がかかった
- 診断書を提出してから手帳の発行までも時間がかかった
精神障害の初診日から半年以上経過している必要がある
私の場合、うつ病の診断を以前に受けていたこともあり、比較的早く診断書を書いてもらうことができました。
障がい者手帳の申請については下記のサイトも参考になると思います。
診断書を書いてもらうのに時間がかかった
私の自治体では所定の診断書のフォーマットがありました。
私の通っていた病院は人も多く混んでおり、診断書を書いてもらうのに1か月近く待つことになりました。
病院によってはすぐに書いてもらえるとは限らないので、注意が必要です。
申請から発行までにも時間がかかる
1か月近く待って診断書をもらい、申請書類を市役所に提出したのですが、そこから障がい者手帳の発行までも1~2か月近くかかりました。
私の経験でもろもろの手続きで3か月近くかかりました・・・
障がい者雇用での再就職にはかなりの時間がかかるのですが、雇用保険を活用することで当面の生活費に不安がなくなっていたので、障がい者雇用での就職活動に舵を切ることができました。
障がい者手帳を取得することで得られた恩恵
障がい者手帳を取得してよかったなと思うことをいくつかお話しします。
特例子会社への就職
このために障がい者手帳を取得したので当たり前な話ですが・・・
障がい者雇用での就職には手帳が必須なので、これを取得して現在の特例子会社への就職を決めることができ、現在は安定した就労ができています。
交通機関の割引
所定の交通機関が割引されるので、交通費をかなり抑えることができました。
特例子会社のお給料は当然低い傾向にありますので、この制度は非常に助かります。
自立支援医療制度で通院の自己負担額の軽減
これは障がい者手帳の申請と同時に別途必要な手続きがあったのですが、これにより心療内科の受診や薬の費用が自己負担1割で済むようになりました。
自立支援医療制度の概要 厚生労働省HP
障がい者雇用での就職活動
障がい者手帳を取得して、障がい者雇用での就職活動を行いました。
私はDodaチャレンジという障がい者転職のサイトを活用しました。
転職エージェントを活用し、いくつかの障がい者雇用求人を紹介してもらったり、自分の障がい特性について相談してもらったり、応募書類のサポートなどもしてもらえました。
障がい者雇用を選択することで、自分の障がいを受け入れてもらえる企業で働くことができるため、一般就労より安心して就職活動に臨むことができました。
現在では特例子会社で障がいの配慮をいただきながら安定して働くことができています。
障がい者の転職の経験もいずれ記事を書きたいと思いますので、ぜひご覧ください。
障がい特性を考慮して選考してもらえるので、就職のチャンスが広がりました!
まとめ
障がい者手帳の取得によって、再就職の機会を得ることができました。
この経験が同じような悩みを持つ方の参考になれば幸いです。
私の勤務している特例子会社にも、双極性障害やADHD、ASD、うつ病などの精神障がいを抱えた方がたくさんいます。
障がい者枠での就職という選択肢があることも知っていただけると、可能性が広がるのではないかと思います。
特例子会社での経験については下記の記事も参考していただければと思います。
これからも皆様の役に立つ記事を書きたいと思いますので、よろしくお願いします!
コメント