こんにちは、かずきです。
今回は、私が心療内科でADHDとうつ病の診断を受けて退職した後、雇用保険の失業給付の仕組みにより助けられた体験談についてお伝えします。
結論、雇用保険の失業給付日数がうつ病の診断書を提出することで90日から300日に延長されました。
この仕組みを知るまでは失業給付が切れると一気に貯金がなくなってしまう不安で、まだ精神的にも落ち着いておらず、自己分析も不十分な状態のまま転職活動をしていました。
失業給付の延長により、私は半年間じっくりと転職活動の時間をとることができ、結果として今は特例子会社で配慮を受けながら安定した勤務を行うことができています。
- うつ病や発達障害の診断で転職を悩んでいる方
- 今の職場が精神的につらく、続けるのがとても苦しい方
私も抱えていた、同じような悩みを持っている方の参考になれば幸いです。
- 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
- サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
- 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
- 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
- 現在は特例子会社の事務職として働いています!
※この記事は、私の実体験(2023年9月頃)をもとに執筆しています。具体的な雇用保険や社会福祉制度・手続きについてはハローワークや専門の支援機関をご確認いただきますようお願いいたします。
ADHDの診断を受けて、将来に不安を感じ転職へ
仕事でのミスが続いたことから心療内科を受診
前職で経理の仕事をしていた時に、仕事でのミスが続き完全に自信を失っていました。
何か対処法はないかと調べているところにADHDという障がいがあることを知り、心療内科を受診したところADHDの診断を受けました。
このまま仕事を続けてもうまくいかずに休職に追い込まれてしまいそう・・・
経理部からの異動の通達、そこで転職を決意
いよいよ仕事での評価を得られず、経理部から異動を命じられます。
現場仕事になると全国への転勤となってしまうので今の心療内科に通えなくなる心配もありました。
心療内科の先生がとても心の支えになっていました
うまくやっていく自信が全くなくなってしまったため、自分の障がいをうまくコントロールして働けそうな企業に転職しようと決意しました。
退職したはいいものの、貯金が減ることへの不安が・・・
前職は初任給が高めで、貯金にも励んでいたためある程度の期間の生活費を賄えるだけの貯蓄はありましたが、転職活動が長引けばそれだけ貯金が減ってしまいます。
失業給付の仕組みを知る
会社に勤務していると雇用保険に加入が義務付けられていますが、退職すると失業給付という転職活動期間の生活費などの支えとして失業給付を受けることができることを知りました。
失業給付を受けることのできる期間は年齢や前職の勤務年数で変わるのですが、私の場合は28歳時点で勤続年数が3年半だったので、もらえる失業給付の日数は90日分でした。
失業給付期間内に転職を決めないとという焦りが
失業給付があれば毎月の生活費はある程度賄えるので、失業給付がもらえる期間内に転職が決まればよいのですが、給付期間はたったの3か月ですので、ある程度早く転職を決めなければという焦りを抱えていました。
自己分析も不十分なまま転職活動を始め、転職エージェントに相談したり、転職サイトに登録して転職活動を始めていました。
転職活動は甘くなく、やはり満足のいく求人はそこまで見つからないし、応募してもほとんどが書類選考で落ちるという状況。
また、せっかく面接にこぎつけてもなかなか通過しません。
転職活動が長引いてしまうかもしれない・・・という焦りがどんどん募っていきました。
うつ病での退職が特定理由離職者として認定された
雇用保険において、病気やケガ、家庭の事情など、やむを得ない理由で退職した場合、「特定理由離職者」として認定されることがあります。
特定理由離職者は、通常の失業給付よりも手厚い支援を受けることができます。
このことを知り、心療内科の先生に相談したところ、うつ病とADHDの診断書を作成してくれました。
この診断書を手に、ハローワークで申請をしたことで特定理由離職者として認定され、さらに失業給付の日数が90日から300日に延長されました。
失業給付の延長により、私は半年間じっくりと転職活動の時間をとることができました。
結果として、今は特例子会社で配慮を受けながら安定した勤務を行っています。
失業給付の延長手続きは、ハローワークで必要書類を提出し、審査を受けることで行われます。
この制度を利用することで、焦ることなく、自分に合った職場を見つけることができました。
信頼できる心療内科・精神科の先生を見つけることが大切です。
なかなか相談に乗ってくれないようなときは病院を変えてみたりして信頼できる先生を探すのがおすすめです。
半年間じっくりと転職活動を行い、特例子会社に入社
失業給付の期間が延長されたことで、焦って進めていた転職活動をいったんストップし、就労移行支援事業所に通所して障がいについての理解や自己分析の時間を確保することができました。
そして、障がい者雇用での転職活動を行い無事に特例子会社での障がい者雇用枠で転職を決めることができました。
焦って転職活動をしていたら、ブラック企業だったり、障がい配慮のない会社に入っていたかも・・・
早く転職を決めることができたので再就職手当がもらえた
失業給付日数が残り3分の1以上を残して再就職することができた場合、再就職手当を受け取ることができます。
私は運よく130日ほどの給付日数を残して転職することができたため再就職手当を受け取り、転職活動期間に減ってしまった貯金の分を補うことができました。
再就職手当狙いで焦って転職活動を行うことは禁物ですよ
前職と比較して給与が下がった場合、就業促進定着手当ももらえる
執筆している現在ではまだもらえていませんが、転職後半年が経過したタイミングで、前職より給料が下がった場合は就業促進定着手当を受け取ることができます。
私は前職より給料が3分の2程度まで低下しました。
生活がちょっと大変になりはしましたが、就業促進定着手当によってある程度まとまった金額がもらえる予定なので、少し安心できました。
まとめ
今回は、うつ病とADHDの診断を受けて転職活動をしたときに雇用保険によって助けられた体験をお伝えしました。
- 退職後は、失業給付を受け取ることで生活の安定が図れます。
- 特定理由離職者に該当すれば、失業給付の日数が延長される可能性があります。
この制度を知っていることで、安心してじっくりと転職活動を進めることができるようになります。
この制度により、安心してじっくりと転職活動を行うことができ、今では特例子会社で精神的にも落ち着いた状態で働くことができています。
こちらの記事もぜひ♪
私の体験が、同じような状況にいる方々にとって少しでも参考になれば幸いです。
これからも精神疾患に悩む皆様のための記事を書いていきますので、ぜひご覧ください。
制度を活用し、焦らず自分に合った職場を見つけるために、一緒に頑張りましょう!
これからも精神疾患に悩む皆様のための記事を書いていきますので、ぜひ読んでいただけますと幸いです。
コメント