こんにちは。かずきです。
ADHDの私は、物をよくなくしては探し回る、そんな日常を何度も繰り返していました。
片付けようと思っても、面倒くさくてなかなか手をつけられず、いざ片付けを始めても他のことに気を取られてしまいなかなか進まない・・・
そんな私がミニマリズムを取り入れることで生活が変わっていきました。
今回は、ADHDの私がなぜミニマリズムを取り入れたのか、その理由や実際の変化についてお話しします。

【プロフィール】
- 年齢:30代
- 住んでいる場所:大阪
- 診断:ADHD・うつ病(障がい等級:2級)
- 職業:特例子会社の正社員(障害者雇用)
ADHDの私が抱えていた悩み「物が見つからない」「片付けができない」
ADHDの私にとって、持ち物の管理や片付けは非常に苦手でした。
- 物をよくなくす → 探し物に時間を取られる
- 片付けが苦手 → 物が増え、散らかる
- 片付けを始めても気が散って続かない
注意力が散漫な私はどうしても片づけをしていてもほかのことに気を取られてしまいなかなか進まない・・・
また、衝動的に物を買ってしまうことも多く持ち物がどんどん増えていって家が散らかってしまうといった悩みを抱えていました。
ミニマリズムを取り入れた理由
オリエンタルラジオの中田敦彦さんの動画でミニマリズムが紹介されていて、ミニマリズムについて知りました。
そして実際に私がミニマリズムを意識し始めたのは、「探し物を減らしたい」「片付けの手間を少しでも減らしたい」と思ったことがきっかけでした。
- 物が少なければ探し物も減るはず!
- 片付けるもの自体が少なければ、片付けも楽になるのでは?
- 管理が大変なものはそもそも持たなければいいのでは?
そう思い、少しずつ物を減らしていくことにしました。
具体的にやったこと

「探し物を減らすためのルール」を決めた
- 定位置を決める:鍵・財布・スマホなど、よく使うものは必ず決まった場所に置く
- 1カテゴリー1つにする:ハサミやボールペンなど、同じ用途のものを複数持たない
- 収納ボックスを使わない:見えない場所に入れると忘れるので、オープン収納を意識する

服を最小限にした
- 「選ぶ時間」がもったいない(買う時も、着るものを選ぶ時も)
- 仕事用の1週間分の服と、休日用の2着×シーズンの分だけを決めて、余計な服は処分
- 「もしかしたら着るかも」は着ないので手放す
おしゃれを楽しんでいる人は別によいと思いますが、私は最低限の清潔感さえ保てれば十分と考え、選ぶ必要がないようにしています。

仕事ではユニクロのクルーネックシャツと感動ジャケット、感動パンツを愛用しています。
プライベートではジーパンやパーカーを2着ずつ。
これで洗濯の頻度も1週間に1~2回程度で回せるので、家事の手間もそこまでかからないです。
掃除を楽にするために減らしたもの
掃除の手間が増えるものはなるべく持たないようになりました。
- ラグ・カーペット → ほこりがたまりやすいし、掃除のときにめくったりとか動かすのが手間。
- 装飾品 → 掃除のたびに動かすのが面倒なので基本的に不要。
- 使いづらい収納グッズ → かえって片付けが面倒になるので不要に
とにかく床に物を置かなくて済むように工夫し、床に置くものはなるべくコロコロがついていて動かしやすいものに絞って掃除を楽にできるようにしました。
思い切って処分した家電
家電は高価で捨てるのが難しいですが、使う頻度が下がったものは思い切って処分しました。
- 自動食器洗い機
自炊がレンジ飯(レンジでチンするだけで作れるレシピ)だけになったので、ほとんど洗い物が出なくなりました。それに伴い食器を洗う手間もほとんどなくなり処分。
- 炊飯器
わざわざ炊かなくてもパックご飯で十分。余った分を冷凍したり窯を洗う手間を削減。
- ウォーターサーバー
ランニングコストがかかるのがめんどくさい。場所をとるので掃除がめんどくさくなる。
ミニマリズムを取り入れて感じた変化とは!

無くしものが圧倒的に減った
持ち物が少なくなったことで、探し物にかける時間が劇的に減りました。
物が少ないのでどこに何があるのかを覚えるのも楽ですし、大事なものが物の中に埋もれているというようなことがなくなりました。
節約につながった
持ち物をなくすことによる買い直しが少なくなり、無駄な支出が減りました。
また、物欲も少なくなり、「本当に必要なものだけを持つ」という意識が強まったことで、無駄遣いも減りました。
掃除や引っ越しが楽になった
最近引っ越しをしたのですが、荷物が少ないおかげで、荷造り・荷解きの手間がほとんどなく、引っ越しがとても楽に!これは思いがけないポイントでした。
ADHDとミニマリズムの相性の良さ・悪さ
相性が良い点
- 物が少ないと管理が楽になり、探し物のストレスが減る
- 片付けや掃除の手間が軽減される
- 物欲が減り、衝動買いが少なくなる
- 周りの物が目に入らなくなり、集中力が上がる
相性が悪い点
- 衝動的に必要なものまで捨ててしまうことがある
- 片付けがめんどくさくて進まないことがある
- 片付けの途中で他のことに気を取られてしまう
特に、「勢いで本当に必要なものまで捨ててしまう」というのはADHDの人はやってしまいそうなことかもしれません。
でも、ある程度のものは勢いで捨ててしまってもよいと私は考えます。
そうでないと、いつまでたっても物は減らせないし、また必要になったら買いなおせばよいと思います。
高価な家電など、買い戻すのが難しいものについては慎重に検討しないといけないものもあるとは思いますが、生活を変えるには思い切りも時には必要だと思いますし、実際私も家電をいくつか手放しました。
まとめ
ミニマリズムを取り入れたことで、私の生活は大きく変わりました。
探し物のストレスが減り、掃除や片付けが楽になり、さらには節約にもつながるという嬉しい変化がありました。
しかし、ADHDならではの「衝動的に捨てすぎる」問題もあるため、そこは慎重に工夫しながらミニマリズムを続けていきたいと思います。
同じように「片付けが苦手」「探し物が多い」と悩んでいる方は、まずは少しずつ物を減らすことから始めてみてはいかがでしょうか?
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