こんにちは。かずきです。
仕事が全くうまくいかず、上司や同僚との関係も悪化してメンタルを崩してしまったときのお話をします。
メンタルの悪化で体調を崩し、とても働けないと感じたときに精神科を受診しました。
同じように日々のストレスや仕事での不安から体調を崩しがちな方もいるかと思います。
私がメンタルを崩してから精神科を受診してどのように仕事に復帰できたかという経験をシェアしたいと思います。
- 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
- サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
- 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
- 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
- 現在は特例子会社の事務職として働いています!
うつ病の前兆と仕事での挫折
私は新卒で入った会社で、経理の仕事をしていました。
しかし、細かいミスが多発し思ったように仕事を習得できずにいました。
また、OJTで教えてくれる上司も厳しい言葉が多く、毎日プレッシャーを感じながら仕事をしていました。
(この時は自分がADHDであることは全く気付いていませんでした)
「明日は変なミスをしませんように・・・」「なんとか次はミスなく仕事を終わらせなきゃ」
といったことが頭の中をぐるぐる回っている状態で、逆に仕事に集中できない状況になっていました。
そんな日々が続いていくうちに、徐々に体調もおかしくなり始めました。
- 寝る前や仕事に行く前が憂鬱で、動悸が止まらない
- 仕事で頭の中がいっぱいで、夜に全然寝付けない
- 休日も趣味に全く興味が持てなくなった
このような症状が日に日に強くなっていきました。
そしてある日、ついにパソコンの前についたときに体が固まり、上司の顔も見れないような状態になってしまいました。
そこで部長に体調が限界に達していることを伝え、精神科を受診しに行くことになりました。
精神科に行ってどんな診療を受けたか
精神科に行くと、結構な人がいるように感じました。
2~30人くらいはいたでしょうか。同じように悩んでいる人が結構いるのかなと感じました。
受付に行くと、待ち時間の間にスマホで受ける問診と、一枚の紙に一本の木の絵を描くように言われました。
30分ほど待ち、診察を受けました。
診察では、
- 仕事の状況(仕事が全く手につかなくなった)
- 体調の変化(動悸が止まらない、寝付けない、趣味に没頭できない)
など、自分の状況を伝えました。
先生からは、「確実にうつ状態ですね。木の絵を見せてもらったけど、メンタルが病んでいると人は針葉樹のような絵になる人も多いですよ」
と伝えられ、休職の診断書を書いてもらいました。
びっくりしたのは、病院に通っている人の多さです。
同じように悩んでいる人がたくさんいることに気づきました。
休職中の過ごし方と回復までの道のり
職場に休職することを伝え、しばらく仕事をせずに休む期間を作ることとなりました。
それだけでも気持ちがスーッと軽くなったように感じました。
仕事ができなくなることによる金銭面の不安も強かったのですが、健康保険の傷病手当金によって、給料の約3分の2ほどをもらうことができたので貯金を崩すということは避けられました。
病気やケガで仕事を休んだとき 全国健康保険組合
社会保険制度のありがたみを感じます。
こういう情報を知っているだけでも、休むべき時は休むという判断ができると思います。
先生からは抗うつ薬の処方を受け、「しっかりご飯を食べて時折散歩をして外の光を浴びるようにしてください」と伝えられました。
休職期間中は基本的にはベッドにいて動画を見てぼーっと過ごすことが多かったのですが、時折趣味の麻雀を打ちに行ったり、散歩をするようにしていました。
2週間おきに心療内科を受診し、日常生活で十分な休養を取る生活を4か月ほど続け職場に復帰することができました。
まとめと私からのアドバイス
このような経験から私が学んだことは、
- 体調に異変をきたしたら、SOSを出すべき。
- 会社員なら傷病手当金が受け取れる。無理をせず、休むべき時は休む。
- 一度メンタルを大きく崩すと、直すのには相当な時間がかかる。
といったことを学びました。
今では、ADHDという精神障がいにより障がい者手帳を取得し、特例子会社の障がい者雇用で勤務しています。
業務量に配慮してもらいながら周囲と協力して、自身のメンタルを常にセルフモニタリングしながら安定した就労ができています。
正直、最悪の状態までメンタルを崩していたのに無理やり仕事を続けていたら、自殺をしようとしたかもわかりません。
本当にそこまで追い込まれながらも、精神科を受診する決断をしてしっかり治療をしたことで今につながっていると思っています。
「金銭的にどうしても不安」「働かなきゃいけない」といった状況にある方もいらっしゃるかもしれませんが、傷病手当金といった制度もあります。
無理して取り返しのつかないところまで体調を崩す前に、しっかり病院で治療をすることが大事だと今では思っています。
同じように悩んでいる方の参考になれば幸いです。
記事をお読みいただき、ありがとうございました。
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