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こんにちは、かずきです。
私はADHDとうつ病の診断を受け、障害者雇用で現在は特例子会社に正社員として勤務しています。
就労移行支援にも半年間通所していた経験があり、その中で「この人には合っていないかもしれない」と感じる場面を何度も見てきました。
今回は、そんな私の経験をもとに「就労移行支援が合わない人の特徴」を7個ご紹介します。
【こんな方に読んでほしい】
- 就労移行支援に通おうか迷っている人
- 発達障害の診断を受け、障害者雇用での就職を検討している人
- 自分に向いている支援の形を知りたい人
- 今通っているけど「しっくりこない」と感じている人
そんなあなたに向けて、リアルな現場目線で「合う・合わない」の境界線をお伝えします。

【プロフィール】
- 年齢:30代
- 住んでいる場所:大阪
- 診断:ADHD・うつ病(障がい等級:2級)
- 職業:特例子会社の正社員(障害者雇用)
就労移行支援が合わない人の特徴7選
安定して通所ができない人
就労移行支援は、まず「通うこと」が前提です。ところが、頻繁に休んだり遅刻が多いと、訓練も積み上がらず、支援員からも「この状態では就職に進めない」とストップがかかってしまうケースも。
昼夜逆転や生活サイクルが崩れていると、通所の継続が難しくなります。そういった方は、まずは医療や福祉的支援を受けることを優先したほうが良いでしょう。
私が通っていた事業所でも、欠勤が多く訓練をほとんど受けていないのに「早く就職したい」と要望ばかり口にする方がいて、支援員も困っている様子でした。
自発的な行動ができない人
「支援員に全部やってもらえる」と誤解している人もいますが、就労移行支援の主役はあくまで自分自身。求人検索、書類作成、応募の意思表示など、積極的な行動が求められます。
支援員はサポート役であって、代わりに就職活動をしてくれるわけではありません。
もちろん、相談があればいつでも乗ってもらえましたし、応募書類の添削もしてもらえました。
大事なのは「自らアクションを起こすこと」です。
就職意欲が低い人
「とりあえず通っていれば何とかなる」と思っている人も、なかなか成果が出にくい印象です。就職を目的としないと、日々の訓練に対してもモチベーションが湧きにくくなります。
通所できる期間は2年しかありません。
ダラダラしているとあっという間に期限が来てしまいます。
焦りは禁物ですが、少しでも早い就職を勝ち取れるよう積極的にカリキュラムを受講したり、説明会などのイベントの紹介を受けたら参加するなどの行動を起こしていかないと就職は難しいでしょう。
短期で結果を出したい人
ある程度スキルも備わっており、1~2か月の短期でさっさと就職を決めてしまいたい人も就労移行支援事業所は合わないかもしれません。
私はせっかちな性格なので、通所中も「雇用保険の期限が迫る!」と焦る気持ちが強くありました。
ですが、就労移行支援はあくまでリハビリ型のサポートで、スピード感には限界があります。
多くの事業所は半年から1年のスパンを見て職業訓練を行い就職までつなげていくスケジュールを組んでいることが多いです。
「すぐ就職活動をしたい」という方は、ハローワークや転職エージェントの活用をおすすめします。
支援を「受け身」でしか捉えられない人
「やってもらう」の姿勢だけだと、支援の効果は薄くなります。就職活動は自ら動くことが前提。支援員はサポーターであって、全てを代行してくれるわけではありません。
「支援員がなんとかしてくれる」「制度で保証してくれる」と依存しすぎていると、自立的な就職活動が難しくなります。制度はあくまで補助的なものと考える姿勢が必要です。
人間関係の構築が極端に苦手な人
就労移行ではグループワークやSST(ソーシャルスキルトレーニング)も行われるため、最低限のコミュニケーションは必要になります。
支援員との関係も含め、ある程度の対人スキルが求められます。
もちろん、就職後にも職場の同僚とのコミュニケーションは少なからず必要となってきます。
仲良くなれというわけではなく、作業に必要な情報伝達が最低限でもできる程度でも構いませんから、コミュニケーションをとれるよう努力したほうが良いでしょう。
私が通っていたほかの訓練生で、対人恐怖症の人がいましたが、「必要なことを最低限しっかり伝える」ことができるようになっており、パートタイムではありますが就職を決めることができていました。
通う目的が曖昧な人
私は「障害者雇用の転職ノウハウが分からなかった」ことが通所のきっかけでした。
明確な目的意識があると、支援をどう活用すべきかも見えてきます。逆に目的がふわっとしていると、時間ばかり過ぎてしまう可能性も。
私は、障害者雇用の面接で聞かれやすいポイントを支援員に聞いたり、どのような転職活動の場があるのか(ハローワークや就職説明会、転職エージェントなど)を聞いたりしていました。
「障害者雇用の転職ノウハウを知りたい」「障害者雇用に求められるスキルが知りたい」「ITやパソコンのスキルを身に着けたい」など、具体的な目的を決めていれば、どの事業所に通うかも決めやすいでしょう。
実際に通ってみて感じたこと
私の体験談として、通ってみて一番よかったのは「支援員との定期面談で自己分析が深められたこと」です。
自分の障害特性を整理し、面接でどう伝えるかまで具体的にサポートしてもらえました。
また、ハローワークの職場実習制度を紹介してもらえたことも安心材料に。最終的にはエージェント経由で内定をもらいましたが、「いざとなれば実習先に戻れる」という安心感が精神的にも大きかったです。
就労移行支援が合わなかった場合の選択肢
「自分には就労移行支援が合わないかも」と感じたとき、ではどうすれば良いのでしょうか?
実は、就職に向けた支援は就労移行支援だけではありません。目的や状況に応じて、次のような選択肢もあります。
転職エージェントを活用する

私自身、最終的な就職活動のベースは「障がい者雇用専門の転職エージェント(dodaチャレンジ)」を使って活動していました。支援のペースがゆっくりに感じる方や、すでにスキルや職歴がある方は、こちらのほうが早く就職に近づけることもあります。
【おすすめ転職エージェント】
障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】

ハローワークの障害者支援窓口を使う
各地のハローワークには、障害者専門の職業相談窓口があり、求人紹介や職場実習制度の案内も受けられます。
私も支援員の紹介で実習を体験し、「この会社なら安心して働けそう」という実感が得られました。
就労継続支援や障害者職業センターなど、他の福祉サービスを使う
すぐに一般就労が難しい方や、まずは生活リズムを整えたいという方には、就労継続支援や障害者職業センターといった福祉サービスもあります。
焦らず段階を踏んでいくことで、無理のない社会復帰が目指せます。
社会復帰までの間の生活費に困る場合は、障害年金や雇用保険、生活福祉資金の貸付などの制度を活用しましょう。
自分に合う選択肢を見つけるために
就労移行支援が合わなかったからといって、それが「失敗」や「自分のせい」ではありません。大切なのは、今の自分に合う方法を探すことです。
どの道を選ぶにしても、目的は「自分らしく働くこと」。焦らず、でも前向きに、自分にぴったりの支援の形を見つけていきましょう。
まとめ|就労移行支援が合うかどうかは「目的」と「タイミング」がカギ
就労移行支援が合う・合わないは、人それぞれ。でも、自分に合う方法を探す姿勢が大切です。だからこそ、この記事があなたの判断のヒントになれば嬉しいです。
自分の状況や目的に応じて、「今は就労移行が合っているか?」を見極めることが大切です。
焦らず、だけど受け身になりすぎず、未来の自分のために一歩ずつ準備していきましょう。
👇かずきの就労移行支援活用体験記はこちら👇
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今後も皆様の障害者雇用転職に関する情報やADHDのライフハックについての記事を書いていきますので、ぜひお読みいただけますと幸いです。
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