【ADHD】就労移行支援事業所での日常生活~再就職を目指す日々

ADHD×福祉制度について学ぶ

こんにちは。かずきです。

今回は、私が就労移行支援事業所に通い始めてからの日常についてお話しします。

この記事では、ADHDという障がいを持つ私がどのように就労に向けた準備を進めてきたのか、

そして事業所から受けたサポートについてお伝えします。

同じような境遇にいる方々や、再就職を目指している方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

私がADHDと診断され、会社を退職し就労移行支援事業所に通い始めるまでの体験記は過去の記事に書いております。

今回の記事でわかること

  • 就労移行支援事業所に通っていた時の日常生活について
  • ADHDの障がいを持つ私が就労に向けてどのように準備を進めたか
  • どんなサポートを就労移行支援事業所でもらったか
かずき
かずき
  • 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
  • サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
  • 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
  • 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
  • 現在は特例子会社の事務職として働いています!

※本記事は、私が就労移行支援事業所に通った当時(2023年9月頃)の実体験をもとに執筆しています。障がい福祉サービスなどの詳しい情報は専門の支援機関や自治体に問い合わせをいただくようお願いいたします。

通っていた就労移行支援事業所

私が通っていた就労移行支援事業所は、

チャレンジド・アソウという事業所でした。

比較サイト等にはあまり載っていないかもしれませんが、

事務系の就職に強い

点が特徴です。

ワードやエクセル、パワーポイントといったマイクロソフトオフィスのソフトを扱うカリキュラムが充実しており、実務に役立つスキルを磨くことができました。

事業所での一日

朝の通所~朝礼、ラジオ体操

平日の午前10時までに通所します。

個人にパソコンが貸し出されているので、それを準備して朝の体調などの記録をします。

10時に朝礼が始まり、あいさつの練習やスケジュールの確認等を行います。

そして、ラジオ体操を行い体を目覚めさせます。

午前中のカリキュラムに参加

カリキュラムは40分~50分で1コマあり、午前中は2コマのカリキュラムに参加します。

午前中はワードやエクセルなどのマイクロソフトオフィスの講座が多く、講師の方がいらっしゃってMOSというマイクロソフトの検定合格を目指した講義を行ってくれます。

就職活動の準備をしたい人や、ほかに取り組みたいことがある人はそれに取り組むことも可能で、私はエクセルのプログラミングの勉強をしていました!

お昼休憩

12時になったらお昼休憩が1時間あります。

チャレンジド・アソウではお弁当が用意されています。

冷凍のお弁当で、スチーム調理器で温めて調理するようなお弁当です。

肉、魚、パスタ系などバラエティに富んだメニューの中から好きなものを選ぶことができます。

ハンバーグとかは人気のメニューで、在庫がないってこともよくありました!

午後のカリキュラム

午後も2コマのカリキュラムがあります。

  • SST(ソーシャル・スキル・トレーニング)の講座
  • 就職活動の進め方講座
  • ビジネスマナーなどの労働習慣の講座
  • 体調管理スキルの講座
  • 軽作業・事務作業の練習

などなど、就職活動から、就職後まで体調を維持しながら円滑に社会人生活を送るためのカリキュラムが多かったですね。

ほかにも、

  • ハローワークの職員による就職活動講座
  • 障がい者雇用を行う企業の企業説明会

など、外部の方の講座も時折行われたりしました。

私は、ハローワークの就職活動講座の中で、障がい者雇用を行う企業の職場実習の講座があり、実際に職場実習につながって就職活動に非常に役に立ったと思っています。

終礼

午後3時ころには終礼の時間です。

その日取り組んだことを振り返り、ほかの訓練生と内容を簡単に共有しあいます。

片づけをしたらあいさつをして帰宅します。

私が受けたサポートやプログラム

面談を重ねて自己分析や障がい理解を深めた

支援員の方と何度も面談を行い、自分自身の強み・弱み、障がいの特徴やその対策などを話し合いました。

例えば、私は注意力散漫でほかのことに気を取られてしまうことが多いといった弱みがありました。

その弱みに対する対策として、

  • タスクを細分化して優先順位をつける
  • 集中できる環境を整える

といった対策を立てました。

職業訓練のあっせんや就職活動のフォロー

1週間~2週間程度、実際の企業に行き仕事を体験することができる実習のあっせんやサポートをしていただきました。

  • 支援員の方との面談を通じて深めた自己理解が実際の仕事でどれだけ役に立っているか?
  • 障がい特性による弱点の対策に効果があったのか?

仕事の体験を通じて、今までの取り組みに効果があったかを確かめることができました。

この経験は今の仕事にも通じていますし、就職活動においても大変役に立ちました。

かずき
かずき

行った作業のスピードや精度などを記録してくれていて、実習の終わりにフィードバックしてもらえました。

スタッフやほかの利用者との関係は?事業所の雰囲気は?

スタッフとの関係や事業所の雰囲気

私が通所していた事業所は3人の支援員の方と2人の事務員の方がいらっしゃいました。

事務員の方とはかかわることは多くなかったのですが、穏やかな方が多かったです。

また、支援員の方は皆さんとても暖かく、自分の気持ちを打ち明けるととても共感してくれるので相談がしやすかったです。

ほかの利用者との関係

ほかの利用者の方は多様な障がいを持っている方で、自身の体調を維持しながら訓練に真剣に励んでいました。

障がいの配慮や体調面の配慮からほかの利用者とは訓練時間外でかかわることはなく、カリキュラムの中でグループワークをしたりロールプレイングなどの交流があったりする程度です。

かずき
かずき

ほかの利用者の方もそれぞれ障がいを持っていて、体調に配慮しないといけないから関わりを持つことは控えるようにしていました。

まとめ

就労移行支援事業所に通う毎日で、どんなことをしていたかをお話ししました。

  • パソコンスキルのカリキュラム受講
  • 基本的な労働習慣の訓練
  • 面談を通じて自己分析や障がいの理解を深めた
  • 職場実習を通して障がいに対する対策を固めた

このような訓練を通して、今の仕事を続ける土台を築いていきました。

私は約半年間かけてこれらの取り組みを行って、再就職することができました。

かずき
かずき

障がいの程度やその時の体調によっては人によって再就職まで1年~2年かかることもありますが、時間をかけて自己理解を深めることが大事だと思います

再就職までの道のりは人それぞれですが、時間をかけて自己理解を深め、自分に合った職場を見つけることが大切です。

これからも、障がい者雇用の就職活動についての経験をシェアしていきますので、ぜひご覧ください!

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