精神障害で特例子会社で働くことは人生詰みかもと感じた話

発達障害こぼれ話

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こんにちは。かずきです。

私はADHD(注意欠如・多動症)とうつ病の診断を受け、現在は特例子会社の正社員として働いています。

「特例子会社は安定しているし、配慮も受けられるから安心」という話を聞いたことがあるかもしれません。

確かに、働きやすさの面では一般雇用よりもストレスが少なく、精神障害を抱える人にとっては魅力的な選択肢に見えるでしょう。

しかし、実際に働いてみると、キャリアアップの道は狭く、スキルアップの機会も限られ、収入面でも大きな伸びしろがない現実が待っていました。

この記事では、私が特例子会社で働いて感じた「メリット」と「デメリット」を赤裸々に語ります。

【こんな人におすすめ】

障害者雇用や特例子会社での就職を考えている人
すでに特例子会社で働いているが、将来に不安を感じている人
精神障害(ADHD・うつ病など)を抱えながら、安定した働き方を模索している人
特例子会社の実情やキャリアの可能性を知りたい人

かずき
かずき

【プロフィール】

  • 年齢:30代
  • 住んでいる場所:大阪
  • 診断:ADHD・うつ病(障がい等級:2級)
  • 職業:特例子会社の正社員(障害者雇用)

特例子会社に就職する前の期待と現実

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私は一般雇用で経理として働いていましたが、業務のミスが重なり、精神的に追い詰められ、うつ病を発症しました。

「もう同じことを繰り返したくない」と思い、障害者雇用に切り替えることを決意しました。

就職前に期待していたこと:
✅ 精神障害についての配慮がある環境で働ける
✅ プレッシャーが少なく、うつ病の再発を防げる
✅ 無理なく続けられる仕事ができる

実際、特例子会社に入社してすぐに「働きやすさ」は確かに感じました。上司や同僚は障害への理解があり、業務量の調整も適切にしてもらえました。

しかし、それと同時に、「昇給や昇格の機会がほぼない」 という現実にも直面しました。

かずき
かずき

10年働いても年収が10万円くらいしたあがっていないという人もいました・・・

「スキルアップができない」特例子会社の現実

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現在の仕事内容は、

✅ データ入力
✅ 書類整理
✅ チラシ封入
✅ プログラミング

といったシンプルな作業がメインです。

一見すると働きやすい仕事ですが、 スキルアップの余地がほとんどない のが問題です。

特例子会社では、グループ会社で発生する庶務など、業務の一部を切り出したような仕事内容になることが多いので、業務が限定されがちです。

プログラミングやAIスキルを学べる機会は多少あるものの、積極的に取り組まない限りは単調な作業が続きます。

昇進できたとしても、管理職になれるのは30人に1人。給与はせいぜい月25万円ほど。

一般企業のキャリアパスと比べると、極めて狭き門です。

一般雇用への転職が難しくなる可能性

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もうひとつの大きな問題は、特例子会社のキャリアが一般雇用に戻る際の障害になる ということです。

私はADHDと診断されてから2か月間、一般雇用で転職活動を試みたことがありますが、 100社以上応募して、面接に進めたのは5社。しかもすべて一次面接で不採用。

やはり障害をオープンにすることは就職という面で大きなディスアドバンテージになることを痛感しました。

ましてや特例子会社でのキャリアは、「障害者として働いていたことを表明する」ようなもの。そのため、 一般企業の面接官から「この人は通常の業務についていけないのでは?」と判断される可能性が高い のです。

かずき
かずき

「もしこの仕事を辞めたら、次の転職はどうなるんだろう…」といつも不安な気持ちでいっぱいです

「このままでは人生が詰むかもしれない」と思った瞬間

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私が特例子会社で働いていて、特に不安を感じたのは以下の点です。

🚨 収入の限界

  • 給与がほぼ上がらず、将来の経済的な不安が強い
  • 現在は障害年金を受給しているが、働き続けることで更新が難しくなる可能性

🚨 キャリアの見えなさ

  • 今は29歳だが、40代・50代になったときのキャリアが不安
  • 周囲にも年齢が上がるにつれて仕事の選択肢がなくなり、苦しんでいる人が多い

🚨 スキルの停滞

  • 今のままでは新しいスキルを得る機会が少ない
  • 「気がついたら何もできないまま歳を取っていた」という状況になりかねない

私の勤務先はある程度安定した大企業で正社員雇用なので、「今すぐ仕事がなくなる」ということはありません。

しかし、将来を見据えたときに、 どこにも行けなくなる可能性 を強く感じました。

「詰み」を回避するためにできること

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では、この状況から抜け出す方法はあるのでしょうか?

🔹 副業でスキルを磨く
→ 私は今、副業を始めてストック型の収入を得る方法を模索しています。給与の伸びしろがないなら、自分で道を切り開くしかないと考えています。

🔹 資格を取るより、実績を作る
→ 会社の業務で活かせない資格を取っても、給与アップはほぼ期待できません。それよりも、 実際に稼げるスキルを副業で身につけるほうが可能性が高い と考えています。

🔹 収入源を分散させる
→ もし障害年金が打ち切られた場合、現在の給与だけでは生活が苦しくなります。そのため、収入の柱を増やす必要性を感じています。

今は副業を始めたばかりで、まったくのゼロ収入ですが、障害年金の更新が来る1年後までに月5万円でも稼げるようになれれば生活の安定が望めそうです。

かずき
かずき

残業がなく、年間休日も十分あるので、時間を確保して副業に取り組むのも一つの選択肢ですね!

まとめ:「特例子会社で働くことは人生詰みなのか?」

特例子会社は、 「安定して働ける」というメリットがある反面、将来的なキャリアや収入の限界が大きなデメリット になります。

現時点での私の結論としては、

💡 「特例子会社にいるだけでは、人生詰みの可能性が高い」
💡 「ただし、自分で行動すれば抜け出す道はある」

ということです。

私はすでに副業を始め、まだゼロ収入ですがストック型収入を作るために行動を起こしています。

「このままではまずい」と思ったら、 何かしらの行動を始めることが重要 です。

特例子会社で働くことは、あくまで「安定を得るための手段」。 そこからどう抜け出すかが鍵になるのではないか と感じています。

あなたは今の働き方に満足していますか?
将来のキャリアについてどう考えていますか?

📌 皆さんの意見や体験談もぜひコメントで教えてください!

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