特例子会社正社員の私が教える!就労移行支援の活用法

障害者雇用

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こんにちは。かずきです。

私はADHD(注意欠如・多動症)とうつ病の診断を受け、現在は特例子会社の正社員として働いています。

障害者雇用での就職を考えたときに、多くの人が気になるのが「就労移行支援って実際どうなの?」ということ。

どんなサポートが受けられるの?
就職に本当に役立つの?
自分に合っているのか分からない…

私は就職活動を始めたとき、一般雇用ではなく障害者雇用を選ぶと決めました。

しかし、「どのように活動すればいいのか分からない」「適した求人が見つかるのか不安」だったため、就労移行支援を利用することにしました。

この記事では、私の経験をもとに就労移行支援の活用法を紹介します!

【こんな人に読んでほしい】

障害者雇用の就職活動の進め方が分からない
就労移行支援に通うメリット・デメリットを知りたい
自分に合った支援を活用し、無理なく就職したい

就労移行支援を利用しようと思った理由

私はもともと一般雇用で働いていましたが、業務のストレスでうつ病を再発させるのが怖いという気持ちがありました。

また、障害者雇用の転職活動のノウハウを持っておらず、不安があったため、就労移行支援を利用することを決めました。

【就労移行支援に通う前の不安】

✅ 本当に自分に合う仕事が見つかるのか?
✅ 金銭面(給与)は大丈夫なのか?
✅ どれくらいの期間で就職できるのか?

実際に通ってみて感じたのは、「仕事探しだけが目的の場所ではない」 ということです。

就労移行支援では、スキル習得や生活習慣の安定化、障害理解のサポートなど、「働くための準備」ができる場でもあります。

就労移行支援の活用

私は、チャレンジド・アソウという就労移行支援事業所に通所しました。

【実際に受けたプログラムと学んだこと】

就労移行支援事業所では仕事で必要なプログラムが受けられます。

  • 規則正しい生活習慣

毎日通所する習慣をつけるための体調の整え方を学んだり、疲労やストレスがたまった時の対処法などを学びました。このことが現在の安定就労につながっています。

また、昼食補助が出るので1日3食安定した食生活を維持するのにも役に立ちました。

  • ビジネスマナー・ソーシャルスキルトレーニング

電話対応やメールの書き方、報告・連絡・相談の仕方をロールプレイング形式で練習することができました。

私は前職で接客業や事務職勤務の経験があったので復習程度に受けた程度でしたが、就労経験が乏しい人にとっては絶対必要なスキルだと思います。

  • ビジネススキル

チラシ封入などの軽作業系からタイピングやワード・エクセルなどのPCスキルなど、仕事で必要なスキルを身に着けることができます。

内容としてはアルバイトやパートがやるレベルの軽作業なので、高収入を求めるようなスキルは身に着きませんが、短時間勤務のパートなどを目指している方にとっては必須のスキルを身に着けられるでしょう。

すでに社会人経験があり必要なスキルが備わっている自信があれば、そういったカリキュラムは受けずに、個人的に資格の勉強をしたり就職活動の準備に充てるなどの時間の過ごし方も可能です。

  • 職場実習

ハローワークの講師の方が事業所に来所され、ハローワークで実施している職場実習を斡旋してもらいました。

障害者雇用の受け入れ実績豊富な有名な飲食チェーンの大手企業の職場実習を2週間組んでもらい、実際にフルタイムで実際の仕事を体験することができました。

ハローワークの職場実習の受け入れ先も多様で、50以上の企業があり短時間勤務といったパートタイム向けの職場や、事務作業メイン・軽作業メインといった業務内容もいろいろな種類の企業がありました。

  • 面談による自己分析サポート

支援員との定期的な面談を通して自分の障害特性を深く理解し、面接でよく聞かれる質問の合理的配慮についてまとめたり、自分の長所についての理解を深めました。

就職活動の進め方

ただ、就労移行支援を利用しても、求人の紹介はハローワークの求人票が適宜更新されている程度で、特別求人紹介が積極的にあるわけではありませんでした。

そのため、私は自分でdodaチャレンジの転職エージェントを活用して就職活動を進めました。

dodaチャレンジに登録 → 障害者雇用の求人情報を探す
自己分析を深める → 面接対策の準備を徹底

履歴書や面接対策は就労移行支援事業所の支援員とdodaチャレンジの転職エージェントに添削をお願いしブラッシュアップを重ねました。

「面接では自分の経歴を深掘りされる」というアドバイスを受け、しっかり対策しました。

実際に就職できた結果…
→ 特例子会社の正社員として入社!
年収は約300万円(障害者雇用では悪くない条件)

就労移行支援を利用して就職の選択肢が広がったか?と聞かれると、そこまで大きな変化はなかったですが、就職活動の準備を整える場としては有効だった と感じています。

就労移行支援のメリット・デメリット

【メリット】

働くための生活リズムが整う
障害理解が深まり、合理的配慮を整理できる
面談で困ったことをいつでも相談できる

特に、「就職後も支援員と面談できる」のは安心感がありました。

【デメリット】

求人紹介があまりないため、自分で動く必要がある
ある程度スキルがある人には物足りない可能性
就職までの期間が長くなるケースもある

「とにかく早く就職したい」「すでに基本スキルはある」という人は、
資格取得や転職活動を進めたほうが効率が良いかもしれません。

就労移行支援はどんな人に向いている?

障害者雇用の転職活動の進め方が分からない人
就労のブランクがあり、生活リズムを整えたい人
合理的配慮の整理や自己分析を深めたい人

特に、「障害をオープンにして就職するのが初めて」という人には、
就労移行支援を活用するメリットが大きいと思います。

まとめ|就労移行支援をどう活用するかが大事!

就労移行支援は、「就職活動をサポートしてくれる場所」というよりも、
「働くための準備を整える場所」の側面が強いと感じました。

基本的なビジネススキルや生活習慣を整えられる
合理的配慮を整理し、面接で適切に伝えられるようになる
自分で動けば、就職の可能性を広げられる

就労移行支援を活用しながら、自分の働き方を考えてみましょう!

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