【ADHD】精神障害のハイキャリア求人はほぼ幻ー—障害者雇用で高収入を得ることの難しさ

障害者雇用

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こんにちは、かずきです。

私はADHD(注意欠如・多動症)とうつ病の診断を受け、現在は特例子会社の正社員として働いています(勤続1年、年収約300万円)。

障害者雇用の求人を探していると、年収400万円以上のハイキャリア求人というものを目にすることがあります。しかし、実際に就活をした経験から、「この求人、精神障害者が本当に通過できるのか?」と思いました。

求人自体は存在します。しかし、その応募条件や実際の採用基準を考えると、精神障害者が実際に採用されるのは極めて困難です。

この記事では、障害者雇用におけるハイキャリア求人の現状、なぜ精神障害者にとって厳しいのか、そして収入を上げるための現実的な方法についてお話しします。

【こんな人に読んでほしい】

✔ 障害者雇用で高収入を得ることができるのか知りたい人
✔ 転職活動をしているが、応募できる求人が低収入ばかりで悩んでいる人
✔ 精神障害を抱えながらキャリアを考えている人
✔ 収入を増やしたいが、どんな選択肢があるのか知りたい人

精神障害者向けの「ハイキャリア求人」は存在するが、採用は厳しい

精神障害者向けの障害者雇用において、年収400万円以上の求人は確かに存在します。しかし、問題は「実際に応募できるのか?」「採用されるのか?」という点です。

例えば、以下のようなハイキャリア求人を見つけることはできます。

  • 年収450万円以上のSE・エンジニア職
  • 年収500万円以上の経理・財務系職(要経験3年以上+簿記1級など)
  • 年収600万円以上の管理職・マネージャー職(要マネジメント経験)

しかし、求人票の条件をよく見ると、実際には応募できる人が限られることがわかります。

【現実的に応募できない理由】

「障害者雇用経験者のみ」や「実務経験5年以上」などの厳しい応募条件
勤怠の安定が求められ、精神障害者が不利になりやすい
高スキルを求められるが、障害者雇用の枠内では成長の機会が少ない
企業が「障害者枠としての役割」を求めており、ハイキャリア人材の受け入れ体制が整っていない

特に精神障害者の場合、「安定した勤怠が可能か?」という点で厳しく見られます。高収入の求人では「責任が伴うポジション」がほとんどなので、企業側も慎重になりがちです。

障害者雇用で紹介される求人の実情

私自身、障害者雇用で転職活動をしていたとき、転職エージェントに年収400万円以上の求人があるか相談しました。

結果として紹介された求人のほとんどが年収200~300万円の事務職や軽作業系の仕事でした。

「資格を持っていても、障害者雇用では高収入の仕事に就くのは難しい」という現実を思い知らされました。

ハイキャリア求人は「身体障害者」に向けられる傾向が強い

障害者雇用の平均年収を見ると、精神障害者と身体障害者の間で大きな格差があることがわかります。

マイナビパートナーズ紹介より

身体障害者の平均月収が高い理由として考えられるのは、

身体障害者は、勤怠の安定性が高く評価されやすい
専門職・管理職に就いている人が多い
障害者雇用でも、高スキルな仕事を任せられるケースが多い

身体障がいであっても、経理や税務、プログラマーなどの専門的な頭脳系スキルを持っていれば、あとは企業側は車いす対応のオフィスにするなどのちょっとした経費さえ払えばそれをペイできるほどに活躍してくれると期待して採用される可能性が高いです。

一方で、精神障害者は、

「勤怠の安定性」に対する企業の不安が大きい
精神の障害者雇用では「負担の少ない業務」が優先されがち

仕事のストレスやプレッシャーで休みがちということになってしまうリスクが高く、企業側からすると安心して雇用することができません。

以上のような理由から、精神障害者がハイキャリア求人を通過することは難易度が極めて高いと考えられます。

精神障害者がキャリアアップするための選択肢

では、「精神障害者が収入を増やす方法」はないのでしょうか?

結論として、障害者雇用でのキャリアアップは極めて難しいですが、他の道を模索することで収入を上げることは可能です。

副業・フリーランスで収入を増やす

障害者雇用での収入アップが難しいなら、副業で別の収入源を作るのが最も現実的です。

ブログ・アフィリエイト
Webライター
YouTube・SNS運用
プログラミング・デザイン
せどり・ネットショップ運営

「企業に頼らない収入源を作る」ことが、精神障害者にとってのキャリア戦略になります。

私も、こうして発信活動を始めたばかりですが、少しでも収入源を増やすために副業にチャレンジしています。

転職エージェントを活用する

エージェントを使えば、少しでも良い条件の求人を見つけられる可能性があります。

ただし、年収400万円以上の求人はほとんどないことを前提に、現実的な選択をする必要があります。

私はdodaチャレンジの転職エージェントを活用し、最終的には年収約300万円の特例子会社の正社員に内定をもらえましたが、紹介された求人全体からするとかなり恵まれた企業に入れたなと感じています。

障害者の就職・転職なら【dodaチャレンジ】 障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】

一般雇用で「障害を隠して」就職する

サラリーマンとして働く場合、「収入を優先するなら、障害を隠して一般雇用にチャレンジするしかない」という結論に至りました。

ただし、障害の対処をすべて自分で行い、健常者と同じ水準で働く覚悟が必要です。

まとめ:「精神障害のハイキャリア求人はほぼ幻」

結論として、「精神障害者向けのハイキャリア求人」は存在するが、実際に選考で通過できる可能性は極めて低いというのが現実です。

✅ 企業は「勤怠の安定性」を重視し、精神障害者は不利になりやすい
✅ 障害者雇用でのキャリアアップはほぼ期待できない
✅ 収入を上げるためには副業や一般雇用を視野に入れる必要がある

精神障害者が「ただ普通に働きたい」だけなら障害者雇用は良い選択肢ですが、「キャリアアップしたい」「高収入を得たい」と考えるなら別の道を模索するべきです。

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