こんにちは。かずきです。
私はADHDのため、前職を辞めることになり、障がい者雇用の枠で転職活動を行いました。
就労移行支援施設を活用し、自己分析を徹底的に行うことで、自分の強みと適職を見つけることができ、今では特例子会社で自分に合った働き方をしています。
就職活動を行う中で、最も役に立ったと思うのが自己分析です。
この記事では、私の転職経験と自己分析の重要性についてお話しします。
- 発達障がい(ADHD、障がい等級2級)
- サービス業の企業で接客業⇒経理を経験
- 経理の時にうつ病を発症、その後ADHDの診断を受ける
- 就労移行支援事業所を使った転職活動を半年続ける
- 現在は特例子会社の事務職として働いています!
自己分析が障がい者雇用では特に重要だと思う理由
自己分析は、転職活動の最初のステップであり、自分自身の理解を深めるための重要なプロセスです。
自分の強みや弱み、価値観、過去の経験から得たスキルを洗い出すことで、面接時の自己PRや志望動機を話すときに役に立ちます。
また、自分に合った職場環境や役割を見極めるための指針ともなります 。
障がい者雇用の自己分析の仕方などについて詳しく記載されているHPをご紹介します。
【障害者の就活】自己分析のやり方とは?目的と成功のコツ dodaチャレンジ
障害者雇用における自己分析の仕方とは atGP
【障害者枠の就職・転職】自己分析のやり方や便利なツールを徹底解説! DI-AGENT
一般的な就職活動は皆さんも経験済みかと思います。
ここからは障がい者雇用が一般的な就職活動と違うと思ったポイントを解説します。
業務に影響が出る障がい特性をきちんと洗い出す
障がいがあるということは必ず業務に支障が出る要素を持っているということです。
障がい特性についてはどの企業の面接でも深く質問されました。
- 仕事において困難に感じること・対応ができないこと
- 今までの仕事で配慮を受けていたことはあるか
- どのような配慮をしたら業務が円滑に進むか
といったことが聞かれました。
私はADHDで不注意による見落としが非常に多く、たくさんの叱責を受けてきました。
それにもかかわらずなかなか修正が効かない、意識しても成果につながらないということが多発しました。
なので、個人的にはエクセルなどのツールを活用したセルフチェックの方法を試していたことを説明したり、会社には入念なWチェックの配慮をもらえないかということを話しました。
このように、業務に支障が出そうなことをきちんと洗い出し、面接で伝えられるようになることが非常に重要です。
正しく伝えないと入社してからが大変になる
自分の障がい特性について正しく企業に伝えられないまま内定がもし決まってしまうと、入社してから認識のずれにより仕事がうまくいかない可能性があります。
そうなってしまうと、早期離職の可能性が高まってしまいます。
私は、不注意によりミスが多発すること・スケジュール管理と優先順位をすぐに判断して処理することが苦手であることを正直に面接で話しました。
もちろん、セルフチェックの工夫をしていることや、タスク管理シートを手元に置いた状態で業務をするという工夫を伝えたりしました。
しっかりと面接で自分の特性を伝えることで、私はスケジュール管理を上司にこまめに確認してもらうことができています。
障がい特性は時として強みになることもある
障がい特性は、一見するとマイナスに捉えられることもありますが、特定の状況や業務では大きな強みとなることがあります。
たとえば、ADHDの方は高いエネルギーを生かして多様なタスクをこなせる一方で、ASDの方は一つの業務に対する並外れた集中力を発揮することができます。
私は、ADHDの衝動性ゆえに、あらゆることに興味を持ち一度は挑戦してみるということは強みになると考えました。
結果として、今の職場では多様な業務に挑戦する機会をもらえていて、新たなスキル獲得に励むことができています。
食わず嫌いしていたプログラミングに挑戦してみたらすごく相性が良かった!
就職活動の8割は自己分析に投じた
このような理由から、私は就職活動は徹底的に自己分析に取り組んでいました。
一般的な就職活動で行うような、企業分析や将来のキャリアビジョンについて考えることはあまりしませんでした。
自分が職場で力を発揮できる業務がある会社を見つけることが最重要で、そのためには自分が企業の面接官に自分自身のことを正しく伝えて、判断してもらうことがより確実だと思ったからです。
私は、前職は経理としてのキャリアを歩みたいと思って、社内公募で経理部に異動できたはいいものの、その時はADHDであることに気づいていませんでした。
結果、不注意によるミスがダイレクトに影響する業務で全くうまくいかずにメンタルが崩れ、うつ病まで発展してしまいました。
自分自身の特性に早く気づいていれば防げたミスマッチです。
就労移行支援事業所での訓練や職場実習なども活用して、自己分析を徹底的に行うことが障がい者雇用成功の近道ではないかと思います。
まとめ
この記事を通じて、自己分析が障がい者雇用における就職活動でいかに重要かをお伝えしました。
自分の特性を理解し、それを面接で正しく伝えることで、適切な職場環境を見つけることができる可能性が高まります。
自己分析を徹底的に行うことは、障がい特性を強みに変える第一歩です。
これから就職活動を行う方は、ぜひ時間をかけて自己分析に取り組んでみてください!
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